他社を知らないと自分の会社のブラックさが見えにくい
2年間勤めたブラック企業から脱出し、
今年の春に転職しました。
新しい会社で働き始めたばかりのときは
前の会社とのギャップに驚くことが多かったです。
というのもわたしはブラック企業が1社目だったので
他の会社がどういうものか、
どこがおかしくて何が"普通"なのか
これらが当然わかっていませんでした。
裁量労働制ってなに?
? 労働時間を実労働ではなく、 会社と労働者の間で
定めた時間だけ働いたとみなす制度。
「1日の労働時間を8時間とみなす」契約だったら
労働者が8時間以上働こうが、
それ以下であろうが
働いた時間=8時間、となることです。
この制度を取り入れてる会社は
出社時間も退社時間も自由だそう。
でも私が勤めてた会社(以下前の会社とします)で
おかしい点ひとつめ。
1:出退勤時間が決められている
定時は9時?17時と決められていました。
そしてなぜか定時より30分は早く来ないと
上司に「遅い!」と怒られる始末。
なんでや!(怒)
なんでや!(怒)
なので実質始業時間は8時半からでしたね。
もちろん17時になるまで会社を出ることはできません。
業務効率化と成果主義の制度なので
いつ来ようが帰ろうが自由らしいのですが
ばっちり時間が決まっていました。
根本的な部分を守っていなかったんですね。
今思うと前の会社は、
残業するもしないも個人の裁量次第で決まるよ!
という認識だったんだと思います。
もしこの記事を読んでいる方が
裁量労働制といっている企業で、
でも定時が決まっているのなら
それは正しい裁量労働制ではない、
と思っていただければ。
今思うと前の会社は、
残業するもしないも個人の裁量次第で決まるよ!
という認識だったんだと思います。
もしこの記事を読んでいる方が
裁量労働制といっている企業で、
でも定時が決まっているのなら
それは正しい裁量労働制ではない、
と思っていただければ。
2:個人の裁量なし
ふたつめのおかしかった点です。
基本的に仕事は上司が割り振っていたので
個人の裁量はありませんでした。
割り振られる仕事には締め切りがあって
それに間に合うよう業務を進めていく、という感じでしたね。
本来ならば割り振られた業務が終われば
サクッと帰って問題無いですが、
前の会社は仕事が終わりそうになったら
サクッと帰って問題無いですが、
前の会社は仕事が終わりそうになったら
次の仕事を任される、の永遠ループでした。
このように前の会社は”裁量労働制”ということを
良いように利用し、個人の裁量を無視して、
仕事を社員に積んでいました。
裁量労働制を正しく運用してくれる会社であれば
こういうことはないのだろうけど、
裁量労働制は「定額働かせ放題」という言葉が
蔓延していることから上手く機能している企業は
少ないのだろうなと思います・・・。
その点うまく見極める方法があればいいのですが。
なのでわたしは転職をするときは
”裁量労働制”とうたってる企業の求人は避けていました。
3:残業代なし
おかしい点3つ目です。
”裁量労働制”は1日の労働時間は○時間、
とみなされていますが
仕事がどんどん積まれていくので、
おのずと残業時間は増えていきます。
でも残業をいくらしても残業代が支給されません。
みなし労働時間なので、働こうが働かまいがお給料は一定です。
その分ボーナスでくれる企業もあるみたいですが、
前の会社はそれも雀の涙でした。。(T_T)
わたしが現在勤めている会社は裁量労働制ではありません。
勤務時間は細かく管理されているので
残業が多ければ上司や管理部に怒られますし、
じゃあなんで多いのか?といった点を詰められます。
裁量労働制じゃない分、社員が残業すれば
残業時間分の給料を支払わなくてはいけないので
コスト削減のためにも、その点は注力しています。
裁量労働制の会社が
勤務時間は自由で、個人の裁量もあるのなら
残業代が支払われないのもわかります。
でも間違った解釈で、制度が適用されているのなら
何度も言いますが働かせ放題になります。
会社は制度の都合のいい部分だけ利用して
社員の時間を奪い、残業代0で働かせていることになります。
このような会社に入社してしまったら
上記のような会社に入社してしまったら?
わたしは一刻も早く
そんな会社から脱出するのをおすすめします。
だって働いてるのにお給料もでない、
自分の時間だけ会社に奪われるって
すごくもったいなくないですか?
そういった環境でなにかメリットを感じているならば
脱出する必要はないと思います。
奪われてる時間でできることはたくさんあります。
いまブラック企業に捧げている時間を
自分のための時間にすることができれば
きっと会社辞めたい・・・と悶々する日々から
変われると思います。