「さよならミニスカート」がスポットを当てた”女性の生き辛さ”


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性別が女性で生まれたならば、どこかしらの場面で”女子でいること”に対して生きづらさを感じたことがある人は少なくないと思います。

 

例えば

「女なんだからもっと女らしくしなよ」

女性という枠からはみ出すなと圧力をかけられたり、

 

セクハラじみたことを男性から言われても

「そんな小さいことで騒ぐのみっともない。我慢しなよ」

とまわりから言われたり。

 

 

なんだか日本って前ならえで大勢が向いている方向が正解という文化が根づいている気がします。あとは集団こそが正義という考え。

 

 

小さい頃から「クラス」という枠組の中で集団生活することが決まっていて、みんなとは違う角度から意見する子は”協調性がない子”っていうレッテルを貼られていた。

 

 

「みんなそうしてるから、みんな我慢してるから」

 

 

そういった言葉に苦悩する女子にフォーカスした作品が「さよならミニスカート」です。

 

 

 

 

 

 

女子であることを理由に苦しんだことがある人はきっと戦う仁那の言葉や苦悩する姿に旨を打たれるはず…✨

 

あとはあらためて「性別ってなんだろう?」と考えさせられる一冊!

 

さらにこの作品、キャッチコピーがめちゃめちゃかっこいいんです!!

 

「このまんがに無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。」

 

この言葉のとおり女性は共感する部分が多い内容だと思います。

 

「さよならミニスカート」のあらすじ

 

女子の中で唯一スラックスを履いて通学する仁那。

仁那はアイドルグループ「PURE CLUB(ピュアクラブ)」でセンターとして人気を得ていたが握手会でファンから刃物で切りつけられたことをきっかけにグループを脱退する。

 

そんな「女の子」であることをやめた仁那と女子であることに苦しんでいる同級生の女の子が中心となったお話です。

 

一巻のメインテーマは「痴漢被害」

 

未玖という女の子が不審者に太ももを触られる事件が起きるのですが、その事件にショックを受けてざわつく女子たちにクラスの男子たちはこんな言葉をいいます。

 

「触られたくないならスカートなんか履くな」

 

「変質者が怖いくせになんでそんなにスカート短けーの?どうせ男に媚びうるために履いてるんだろ?」

 

普通ならこんなことを言われたら怒る場面ですが

未玖は「たかが太ももを触られただけだよ!みんな大袈裟!」と笑います。

 

そういう未玖にたいして男子たちは

「モテるのはこういう子!」

「痴漢を批判する子は嫉妬しているだけ」

と言い放ち、まわりの女子たちは黙ってしまいます。

 

このシーンを見てわたしは仁那が言った「本当にそれでいいの?」という言葉と全く同じことを思いました。

 

「かわいい」という純粋な気持ちで履いてるスカートを男に媚び売ってるという言葉で片付けられ、

「被害に合いたくないならそんなもの履くな」、

それに対して批判したら「嫉妬してる!」と言われ。

 

 

なにそれ〜〜〜!!!??😡

 

仁那が言うとおり「スカートはあんたらみたいな男のために履いてるんじゃねえよ」ですね!

 

学生の頃から社会人になった今まで、周囲の女性たちがスカートを履く理由が男子にモテたいからって子は会ったことないですね。

 

女子は大勢の男子に媚び売っている?そんなわけない 

 

そもそも女子=大勢の男性に媚び売って好かれようとしている、というクラスの男子たちの発想がわたしはよくわかりませんでした💭

 

 

「全然大したことじゃないよ!」って言う未玖は

ただの男性にとって都合の良い女の子でしかないですよね。

 

でもそういう「都合のいい子」がモテるんだから

他の女子もそういう風になれと言うクラスの男子たち。

 

 

信じられない・・・!と思うシーンですが、同じようなことが現実でも実際に起きているんですよね。

 

最初に書いたセクハラされても「騒ぐのみっともないから我慢しなよ」と言われることがこれと似たことだと思います。

  

 

美玖はそういうことをされても平気そうにしていて、むしろ抵抗する同級生には批判的ですが、

 

美玖がこうなってしまったのは、

前は彼女もそういった被害に抵抗してきたのだけど

社会の「そんなことで騒ぐなんて」という

ミソジニー(女性嫌い)の声に勝てなくて

諦念のうえでこうなってしまった気がします…。

 

そこらへんの話は次巻でわかるんでしょうか。

早く続きを読みたい!!

 

まとめ

  

「さよならミニスカート」

時間を忘れるくらい没頭して飲みかけのコーヒーが冷めたしまうくらいおもしろい作品でした・・・!!

 

今のりぼんはこんなメッセージ性の強い作品が連載していることにも驚きましたね。

 

わたしは幼稚園〜小学生の頃いわゆるりぼんっこで種村有菜さんの「神風怪盗ジャンヌ」とか吉住渉さんの「ウルトラマニアック」とかが大好きだったのですがもし当時のわたしがさよミニを読んでいたらなにを考えていたんだろう。

 

 

(そもそも意味がわかったのかな・・・笑)

 

 

でも小さい頃にこんな作品を読む機会をくれるりぼんは素敵だしこれからも王道少女まんがとして続いていってほしいなあ。

 

さよミニの2巻にも期待です。

 

いつ発売なんだろう!楽しみ!